昨日ようやく藍染のタイミングが訪れ
偶然にも湯河原 民宿いたくら ご依頼主が葉山近くへ来ていた為、急遽お渡しまで完了する事ができました。
打ち合わせノートには、ご依頼を頂いてからちょうど1年の2日前にお渡しすることができました。
イメージに近い幅広サイズの大判麻布がなかなか見つからなかったり、藍建後の藍甕コンディション、ロゴデザインデータからビッグサイズの型紙への制作・型糊を経ての藍染、縫製、仕上がり。
長年のグラフィックデザイン制作と比較すれば、染色の世界は、時間と手間と感性とセルフコンディションと、本当に難しく大変な世界だとつくづく感じます。
人のクリエイティビティは止まらず、AIやデジタルの世界はこれからも進化し続ける中、
植物と共に生き、マナの宿る人の手仕事、やがて土へ還る創造性を、選び生きて行きたいと感じます。