happが種から育てた藍〜沈殿藍〜天然灰汁発酵建〜藍染
地元生まれの藍を自分達の手と
春夏秋冬1年を通して
自然の力で色を得られた貴重な経験
ありがとうございました🌿✨
repost @happ_hayama
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\「葉山和ハーブの会」藍部/
書籍「葉山和ハーブ手帖」のリアル版として
地元の植物探究をしている
はっぷの部活「葉山和ハーブの会」。半年前に”藍部”が
発足しました✨
地元の農家さんたちがやってきたように、畑で栽培した藍葉で”沈澱藍”を仕込み、
昔ながらの天然建てで染料を作り染め上げる…
ロマン溢れる企画だけど、
藍の具合によってインディゴがとれないかもしれない…
染めの状態が変動してしまう
まさに生き物に向き合う壮大な実験を有志メンバーとスタートしたのです。
藍部の地域賢者として伴走くださったのはアトリエムクタのユキちゃんこと、鈴木有紀子さん
@ateliermukta です✨
葉山の染色作家さんで、
なかでも藍の天然灰汁発酵建てを探究されてきた方です。
昨年の沈殿藍体験から含めば、足かけ1年半!
ユキちゃんと綿密なやり取りを重ねながら、
化学建てではなく天然建て、
昔ながらの手法で、ついに完遂しました😭
共に歩んでくださったユキちゃんには本当に感謝してもしきれません✨そして、
ユキちゃんの藍仕事や先人の知恵の凄みに触れ、
藍という”命”の在り方、古より受け継がれ
この先も続いていく果てしない探究の道のりに、
感動が止みません😭
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明治期、葉山を含む三浦半島の多くの農家さんで栽培されていた藍葉。自家用だけでなく、流通用にも栽培したようです。
葉山堀内の森戸川近くに染物屋さんもあり、大きな藍甕が二つあったと聞きます。
海上流通で葉山の沿岸からスクモが往来していたかもしれません。
はっぷは、これまでも生葉染めや叩き染めはしてきましたが、本格的な藍仕込みは初めてです。昨年、沈澱藍の天然灰汁発酵建ての前段階にあたる泥藍作りまで経験し、その泥藍を使って
天然建て(染料としての完成形)が果たして出来るのか!?
ユキちゃんが小さな瓶で実験して下さり、ようやく次は甕に仕込んでみよう!となったのでした。
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藍を育ててくれたのは、はっぷの美恵子番長です。
最初の藍は雀の食害に遭ってしまい、再度の種まき後、番長の愛を一身に受けて、健やかに育った藍葉たち。
川辺でお日様をいっぱい浴び、生き生きと風に揺れる藍葉たちに感謝を込め、
一番刈りさせていただきました。
(昨年は二番刈りの葉を使いましたが、番長調査によると染めには一番刈りが良いと。)
一番刈り後に数日間、浸水して発酵させた液を濾したものに石灰を加えて反応させ、
phを10〜11程度に調整。
仕込んだ沈殿藍をペットボトルに入れて有志が持ち帰り、各自、染料が沈澱するのを見守りながら少しずつ上澄み液を捨てていきました。(底に沈んだ部分が泥藍)
1ヶ月後。
みんなで泥藍を持ち寄って、今度は甕に灰汁(葉山森戸の絶品ピザ屋さん、Pizzeria Canaさんのピザ窯で使われた木灰をお譲りいただき仕込んだ灰汁です✨)、
泥藍、さらに餌となるフスマを入れ、PH調整の貝灰を入れて発酵させていく作業です。
この後、藍甕を毛布で温めながら
ユキちゃんによる育児日記のように細やかな見守りと調整を経て、最後は
“スクモの天然灰汁発酵建て”の藍液を少量入れたことで、微生物による発酵が活発に!
ついに沈澱藍の天然灰汁発酵建てが成功しました✨
ユキちゃんからの喜びの速報に
バンザイしたのを覚えています☺️
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ここから、ようやく、ようやく!染めです!
図案集など睨めっこしながら
ユキちゃんに教えていただきつつ
木型や紐などで布に絞りを作っていきます。
これがいわゆる柄になります。
昔ながらの絞り技術には竹や木片が多く使われていて、これまた竹活用の妄想が膨らみます…(竹部、発足の予感…😂)。
絞りを作った布を沈澱藍の甕にジャボンと浸してしっかり揉み込み、水洗いして干して…染まりが浅ければ繰り返し、完成です🙌
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賑やかに染め上がった布たち、
独特の芳ばしい香りを放つ
生まれたてほやほやの藍甕を眺め、しみじみと感慨深い気持ちになりました。
藍甕ちゃんは休眠して越冬させ、
また気温が上がってくる春から夏にかけて
お目覚めのお世話を経て
再び染料として活躍してくれるそう✨
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つぎは互近助ガーデンで、ばぁばたちと何を染めよう!!!
藍色に染まった手のひらをみて
一緒に笑いたいな〜と
今から楽しみです😆
ユキちゃん、藍の命のバトンを
受け継いでくださり、
本当に本当にありがとう✨
そして、ここからも!
よろしくお願いします♡