去年建てた
くすのきビレッジの藍甕
この夏さよならした
最後はニオイもきつく
とても美しいとは言えない状態
だけどこれは記しておきたい事
くすのきビレッジは
大地の再生の会により
整われている環境なので
負担をかけない程
水路に沿って少しづつ藍を流した
大地から生まれた
藍・木灰・貝灰・小麦の皮
自然から出来たものは
大地へと戻って行った
何より処分する時の心持ちの軽さ
初めて建った時
布が藍色に染められた時
その感動は鮮明なよろこび
沢山の方に藍色のよろこびを与えてくれた
今年建てた藍甕もまた元気に藍活動を繋いでくれている
3年前は分からなかった事
草木染めの自然と師から教わること
人の気持ちが清々しくいられることは
大地や自然と仲良く心地よく暮らせるとてもシンプル事だと
少しずつ理解が深まる
我が家でも
元気が無くなった藍壺は
去年の冬、庭にまいた
そして
今年の春、蓼藍の種を蒔いた
土は傷められた様子は無く
日陰にもかかわらず
今、強い生命力で育っている
その藍もまた沈殿藍となり
循環する
呼吸する
この小さな庭で命そのものを
感じさせて貰っている